Intimate Wedding in Kyoto

京都府のGOSPELで挙式・披露宴を行なったおふたり。挙式・披露宴後に「後悔は一切なし!」と言い切れるほど、自分たちの思いを形にできたおふたりのウェディングレポートです。

 

おふたりが目指したのは、移り変わりの激しいトレンドに惑わされず、二人の結婚式という大切な時間を「50年後に振り返っても、美しい式だった」と思い出せるような普遍的なウェディングだったといいます。自分たちのスタイルを体現する衣装は、二人が目指す結婚式の要ともなると考え、ウェディングドレスを選ぶことから、結婚式準備をスタート。その過程で出会ったオーナーのセンスが光るドレスやアクセサリーを扱うブティックtorinouta。そこで、二人が思い描く普遍的なイメージは、1950年代のようなクラシカルながら女性らしさが際立つエレガントな美しさを持つ、ラインの美しさとシックな雰囲気がイメージにぴったりのドレスが見つかりました。

 

 

会場についても、二人が掲げたテーマを追求していき、普遍性と本格的な印象から、ヴォーリズ建築のGOSPEL(ゴスペル)を会場として決定しました。ご新婦様は、この会場を「まるで絵画のような空間」と表現するほど、その格式と美しさは二人の好みに完璧にぴったりとはまったとのこと。もちろん、この決定までには、たくさんのブライダルイベントにも参加してきたおふたり。こういったブライダルイベントに参加すればするほど、自分たちが求める、自分たちがやりたいウェディングのイメージが具体的になったと言います。というのは、おふたりが思い描く結婚式は、形式ではなく、実際に二人が持って来た「人との繋がり」を集大成とし、新たな人生の門出に「これから幸せに生きて行く」と改めて誓いを立てる場所とすることでした。このテーマを実現させるのに、この会場はパーフェクトなチョイスだったといいます。

 

 

そして、理想の場所で作り上げる結婚式の総合プランニングは、ドレスを通して世界観を共有でき、絶大な信頼を置いたtorinoutaに依頼。当日のヘアメイクや、ウェディングケーキや会場のフラワーデコレーションに至るまで、トータルでコーディネイトをしてもらったからこそ、二人の望む世界観を最大限に形にすることができたといいます。

結婚式準備では、会場や衣装選び以上に細かな調整や手作業にもこだわりを反映させました。ご新婦様は、引き出物の九谷焼のお皿の絵付けまでもご自身で行なう手の込みよう!ただ、おふたりに言わせれば、こういった自身が手を加えたものだけでなく、今回の結婚式のすべては、プロの手による手作りウェディングと断言します。新婦のこだわりのウェディングに合わせる重要なアイテムであるブーケは、お二人のイメージや希望をフローリストに伝え、「二人をイメージした」ブーケを作成してもらったといいます。シックな雰囲気と可愛らしさを併せ持つブーケは、衣装や会場と合わせ、結婚式を象徴するアイテムのひとつとなりました。自分たちのイメージを形にする為にはそれだけエネルギーも時間もかかりましたが、ケーキの飾りとなるフルーツのひとつまでも妥協せず自分たちで選ぶことができたのは、こだわり派のお二人にはぴったりのプランだったようです。

 

披露宴で大事にしたことは、この結婚式では、二人の為に集まってくれた人たちに感謝を伝え、その繋がりを目の前に、
夫婦として幸せな未来を築く決意を新たにするということ。だからこそ、形式にはこだわらず、二人が一番したかったこととして、とにかくゲストとの歓談の時間をたくさん取るプログラムを組んだそうです。結婚式中、せっかく来てくれたゲストと話をするのはひとことふたこと・・・というのは自分たちの結婚式ではない!という思いから、ゲストテーブルに一緒に座り、ケーキを食べなながら歓談したり、とにかく主役自らが動きゲストをもてなし、感謝を伝える時間としたそうです。ご新婦様が結婚式で一番印象に残ったこととして教えてくれたのは、このゲストとの歓談の時間だったというくらい、二人の中で高いプライオリティをつけてアレンジしました。結婚式という特別な時間に流されず、日常の延長にある特別な時間、と表現されたお二人の言葉はこの結婚式を象徴する印象的な言葉でした。

 

こんなにこだわりを持ったからには、やはり準備は楽ではなかったそうですが、最後に、これから結婚式を迎えるカップルにアドバイスをお願いすると・・・。

ご新郎様:実は当初は結婚式に乗り気ではなかったのですが、最終的な結果と関わって下さったプロの皆さんのおかげで、
本当にやってよかったと思える結婚式ができました。何かひとつとはいえないくらい細部にまでこだわって作り上げた結婚式で、大事な人たちに感謝を伝えられたことはとても貴重だったと思います。そして、溢れるアイディアで二人らしい結婚式になったのも、新婦のおかげです。新郎の皆さんは、新婦のアイディアやエネルギーを力いっぱいサポートするのが一番の仕事だと思います!

ご新婦様:夫もいうように、本当に自分たちらしさとこだわりを詰め込んでできたからこそ、やってよかったと思える結婚式になったと思います。実際、衣装も含め結婚式での新婦の仕事量は新郎より圧倒的です(笑)。でもだからこそ、その中で喧嘩したり、話し合うことでお互いの新たな面を見ることもできたし、私自身は、新郎にやってもらいたいという期待の前に、自分でやるしかない!と思って準備しました。

 

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