Elegant Rustic Autumn Wedding Inspiration in Tuscany

みなさま、ご無沙汰しております。9月に入り、秋モードになってまいりましたね。今回はトスカーナでの秋を意識したインスピレーション撮影をご紹介します。

今回の撮影を手がけたのは、以前ロンドンのインスピレーション撮影でご紹介したNeli Prahova。今回はトスカーナの魅力を最大限に引き出した撮影となりました。

舞台となったのはトスカーナのほぼ中央、シエナ県にあるガイオーレ・イン・キャンティの Borgo Casa Al Vento。トスカーナ独特の集落を改装したホテルはなだらかなブドウ畑の丘に囲まれ、ルスティックな中にもトスカーナの魅力を凝縮したような会場です。

今回の撮影のコーディネートを担当したのはle Maestro。テーマは「ラスティック・エレガント  秋のウェディング」というテーマでコーディネート。3つのポイントを意識しています。
動きのあるデザイン:ラスティックなトスカーナの雰囲気に合わせて、また舞台となったホテルの名前にもあやかり、全体的に風を感じられるよう、意識したとのこと
引き算の美学:洗練されたラスティックさを引き出すために、華美にならないよう、テーマカラーを決める際にも、抑えた配色を選んだとか。
自然との調和:葡萄畑に囲まれた会場を意識し、より自然と調和が取れるよう、フローラルアレンジメントに実ものを入れたり、レンガや石などを活かせるよう、計算したとのこと

 

 

ドレスはロンドンのデザイナー Felicity Westmacott。トスカーナのルスティックさにマッチするよう、ドレスのボリュームは控えめな分、マーメイドラインからの裾の広がりはゴージャスそのもの。袖は少しガーリーな要素を加え、風をはらんで動きが出るように計算されています。注目すべきは繊細な刺繍。ドレス全体のゴールドの刺繍はもとより、胸元やバックの刺繍は女性の美しさを最大限に引き出してくれます。

 

 

ドレスに合わせてセレクトされたヘッドアクセサリーはのデザイナーのもの。抑えたゴールドの輝きがドレスの刺繍とぴったり。

 

新郎のスーツはIsaia Napoli。トスカーナの空気感を乱さないよう、フォーマルすぎないデザインをセレクト。青みがかったグレイに赤のラインが斬新で、2019年秋のモード・格子柄を取り入れています。

 

ブライズ・ヘアメイクは陶器のような肌をより美しく引き出せるよう、ベールを纏うようなベース作りと、薄い青い目を強調できるよう、パープルで陰影をつけて。下目でまとめたヘアもやわらかさを引き立てます。

 

 

ステーショナリー、ヴィンテージ小物、テーブルアレンジメントはEurope Wedding。色彩溢れるイタリアの建物やヴィンテージ小物の持つ独特なカラー感を引き立てられるよう、フィレンツェの上質ブランドPiniederのグレイステーショナリーでベースを作成。シーリングは存在感のあるボルドーカラーとゴールドをセレクト。

 

テーブルセッティングはグレイパープルベースと抑えたゴールドの調和にベリーのボルドーカラーを添えて、見事に表現。

 

ブーケはグレイパープルのローズにアクセントはボルドーカラーのベリー。シルバーリーフのユーカリの抑えたグリーンがカラーでは主張せずに動きを加えます。

 

ケーキはフィレンツェの老舗Pasticceria Giulia Firenzeから実りの秋にふさわしいフルーツいっぱいのトルタを。

 

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